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由紀

Author:由紀
劇場で見た作品のみレビューしてます。

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思い出のマーニー
少女のひと夏の思い出が問う、僕らの想像力

英題:When Marnie Was There
製作:2014年 日本、米林 宏昌監督
声の出演:高月 彩良、有村 架純、ほか
レート:★★★☆☆

育ての親とは距離を取り、友だちもおらず、一人心を閉ざす杏奈(高月 彩良)。子どもの頃から患っている喘息を治すため、夏休みの間だけ北海道で療養することになる。湿地の先の大きな屋敷に興味を持ち、1人の少女と出会う。彼女の名前はマーニー(有村 架純)。杏奈とマーニーは惹かれあい、すぐに打ち解けるが、街の人は誰もマーニーのことを知らないと言う。マーニーとの秘密の日々は長くは続かなかった・・。

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昨年の宮崎監督の引退によりジブリ・リブートとなる新たな一歩。などと一部メディアは呼んでいるが、これまでジブリは、というか宮崎監督は安定した収益を見越して作品を作ったことなど一度もなく、むしろ毎回ジブリの財布の中身をすっからかんにするほど一作一作が勝負のつもりで新しい世界を生み出そうとしてきた。なので、本作をして「今までのジブリとは異なる作風」だとか「脱宮崎を期する若手有望株の最新作」だとかいう表現はちょっと違っていて、今回もこれまでと同様、ジブリの一作品としての挑戦なのだ。

印象的だったのは、孤独に苦しむ12歳の少女の心をすごく的確にとらえて表現していたこと。「輪の外側」にいる人間からすると「内側」にいる人間がまぶしく見える、という見方は孤独を知っている人間でなければ出てこない言葉だろう。孤独な杏奈がマーニーと出逢い、友情とも恋とも言える感情が芽生える。マーニーを「妄想が作り上げた存在」だと考えたり、独占欲の反動で裏切りに苦しんだりするなど、杏奈の思春期特有の感情の発露は見ていて胸が切なくなった。

本作の感想を見ていると賛否あるようで、つまらなかったという声も多く見かけた。そういう意見に対し、それは杏奈の言葉を借りれば、「内側」の人たちの物の見方だろうという見方も。内側・外側という見方がどうこうというより、気になるのは杏奈のような思いを抱えて過ごしている人間もいるということを想像できていない人が見受けられること。なにも杏奈を肯定しろとは言わない。でも、そういう人間もいるってことを想像し、思いやる必要はある。

なんでもすぐに手に入る社会になって、自分も含めて本当に想像力が貧しい世の中になったと感じる。米林監督という新しい演出家にはなったけど、今という時代を捉える作品を送り出し続けてきたジブリの姿勢は本作でも健在だということが確認できてホッとひと安心。スタジオ存続のためにも最低、興収60~70億円は行ってほしいなぁ。


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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

映画 | 18:08:17 | トラックバック(0) | コメント(0)
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