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由紀

Author:由紀
劇場で見た作品のみレビューしてます。

※基本的にネタバレしてます。その点ご留意ください。※

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★★☆☆☆・・・悪くはないけど
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ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
ちょっとした寄り道がもたらす大切な時間

原題:Nebraska
製作:2013年 米国、アレクサンダー・ペイン監督
出演:ブルース・ダーン、ウィル・フォーテ、ほか
レート:★★★☆☆

nebraaska.png

「100万ドルに当選しました」。雑誌の定期購読を誘う古い手口のインチキ広告のハガキ。ウディ(ブルース・ダーン)は妻の反対も聞かずに換金するためにモンタナからネブラスカを目指す。折れない父にしぶしぶ付き合うことにした息子のデイビッド(ウィル・フォーテ)は父を乗せて車を東へと走らせる。道中、ウディは小休止した街で酔って頭をモーテルの床にぶつけて怪我をする。デイビッドは仕方なく父の生まれ故郷のネブラスカ州ホーソーンの叔父の家に立ち寄り父を休ませることに。親族一同や街中の古い知り合いたちがウディの当選を知ったことで、寄ってたかって金を無心されてしまう・・。


ネブラスカという殺風景で何もない田舎の風景に、白黒の画面。音楽も地味なら、キャストも地味。

ウィル・フォーテはもちろん、主演のブルース・ダーンも知らなかった。しかも、ホーソーンの街で出てくる地元住民は実際に現地に住む演技経験のない人たちを採用している。何を取っても、とにかく地味なのだ。


予算の規模も小さく、イケメンも美女もCGも出てこない。そもそも、アレクサンダー・ペイン監督にヒット作を撮ろうなどという考えは頭からないのだ。

しかし本年度アカデミー賞の作品、監督、主演男優、助演女優、脚本、撮影という主要6部門でノミネートされるなど、専門家からの評価は高い。


何がそんなに評価されているのか?

彼自身の故郷であるネブラスカを舞台に、老いた父の過去への旅を通して疎遠になっていた中年息子との関係性の変化を描いた話。

半ば痴呆を患ったような老年の男が、本来の目的地ではない場所に寄り道をしたことがきっかけで、息子と自分を見つめなおす思わぬ時間ができる。

とにかく世話を焼かせる父に辟易していた息子だが、ちゃんと父のことを見ていたのだろうかと、ふと父の故郷で足を止めてみたことで父と向き合うことができる。

最後に、小さな雑誌の出版社に換金に行くが、当然大金などはもらうことはできない。しかし、父と息子が手にしたものは、モンタナであくせくその日を暮らす中では決して見つけられなかった大切なものだった。

遠回りと思える寄り道も、時には思わぬ宝物を運んできてくれる。

のんびりとした音楽と、ひたすらに広がるネブラスカの大地と大きな空を見て、劇場を出ると不思議と気持ちはゆったりとした気分で、帰り道はいつもよりちょっとだけ遠回りをして帰った。




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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

映画 | 16:34:38 | トラックバック(0) | コメント(0)
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