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由紀

Author:由紀
劇場で見た作品のみレビューしてます。

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ラッシュ/プライドと友情
二人のレーサーが見つけた人生のゴール

原題:RUSH
製作:2013年 米国、ロン・ハワード監督
出演:クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール、ほか
レート:★★★☆☆

Rush-movie-hunt.jpg

1970年、英国クリスタルパレスのF3レースで初めて出逢ったジェームス・ハント(クリス・ヘムズワース)とニキ・ラウダ(ダニエル・ブリュール)。サーキットの中でも外でも豪快な生き方で周囲の人間を虜にするハントに対し、冷静かつ神経質である一方で天才的な頭脳を持つラウダ。互いにしのぎを削りながら、やがて舞台はF1へと移っていく。

迎えた1976年シーズン。車両違反で失格になったり妻が不倫していることが発覚するなど、公私ともに不調を抱えていたハントは出遅れ、ラウダが大きくリードしていたドイツGP。悪天候を懸念し中止を訴えるラウダに対し、ハントの主張が周囲を動かし多数決でレース決行となる。

しかしレース中、ラウダはマシンの不具合から運転を誤り横転。後続車に追突された挙句に、炎に包まれる大事故を起こす。一命を取りとめたラウダだが、誰もが彼の今シーズン中の復帰はないと考えていた。レースを決行したことが事故につながったことに複雑な思いを抱えていたハントだが、逆転優勝を射程内に捉えた最終レース日本GPでの彼の前に、大手術を乗り越えて復帰したラウダの姿があった・・。


邦題そのまま、まさしく男同士の熱いプライドと友情の物語。

豪快で刹那的に生きるハントは溢れ出る生命力とパワーでF1界をのし上がり、富と名声を求めていた彼はF1の世界で手に入るものをすべて手に入れると、未練も見せずに早々と引退し、45歳の若さで他界する。

一方、緻密で慎重なラウダは、大怪我を乗り越えて出場した最終レースで、愛する人に人生を捧げるための選択をする。その決断のおかげで彼は、その後もF1界で活躍する時間を得た。

この物語を通してハワード監督は、ハントとラウダのどちらか一方のキャラクターに肩入れすることなく、二人の真逆の生き様を照らし合わせながら、「人生のゴール」とはなんだろうと問いかけている。

また、対照的な二人は、互いを敵視する一方でうらやむ気持ちも抱えていた。復帰後のラウダの容姿をからかう記者に力いっぱいの拳を見舞ったハント。生き様は正反対だが共に命をかけた舞台で生きる二人だからこそ分かち合える深い友情を、監督は劇中で一度だけ見せるハントのこの姿に焼き付けている。


70年代の雰囲気を出すために画面を古い写真のように青みがかったトーンを保ち、火を吹くエンジンや充血した眼などをエクストリームクロースアップ(超拡大ショット)+スローモーションのカットによって、一瞬で駆け抜けるF1レースの静謐さと迫力を演出した映像は秀逸。本作の撮影監督が、これまでダニー・ボイル監督の作品でカメラを回してきた人だと知って思わずうなずいた。


陰と陽のような対照的な二人が、命をかけて挑んだレーシング人生。それぞれが自分なりの幸せの答えを見つけた時、1976年の富士スピードウェイではそれまでの大雨が止み、雲の隙間から射す太陽の光が二人を明るく照らしていたのが印象的だった。




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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

映画 | 18:24:25 | トラックバック(0) | コメント(0)
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