■プロフィール

由紀

Author:由紀
劇場で見た作品のみレビューしてます。

※基本的にネタバレしてます。その点ご留意ください。※

星の位置づけ
★★★★★・・・何をおいても必見
★★★★☆・・・オススメ!
★★★☆☆・・・一見の価値はあり
★★☆☆☆・・・悪くはないけど
★☆☆☆☆・・・私は薦めない

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■FC2カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
セッションズ
ありのままの自分をシンプルに生きること

原題:The Sessions
製作:2012年 米国、ベン・リューイン監督
出演:ジョン・ホークス、ヘレン・ハント、ウィリアム・H・メイシー、ほか
レート:★★★★☆

オープンから一年経ちようやく新宿シネマカリテで初観賞。武蔵野館のすぐ近くにある姉妹館。武蔵野館はいまだに早いもん順に十人ずつ入れるという整理券方式が採用されているが、カリテはそんな悪しき慣習とはおサバラして指定席方式を採っている。その方がよりフェアだと思うのです。スクリーン1は席の並びが台形のような配置で、今回は真ん中に座れたので見やすかったが、入り口付近の端に座ると若干見づらそう。スクリーンはベストサイズで大きすぎず小さすぎず、音響もGood。座席もひな壇+千鳥配置なので見やすい。肘掛けが若干低い。結論としては、武蔵野館の20倍良い劇場です。

1682019-poster-1960-the-sessions-movie.jpg

幼少時に発症したポリオが原因で首から下が麻痺状態のマーク(ジョン・ホークス)。大学を卒業後に出逢った介護士のアマンダと恋に落ちる。彼女への愛を強く感じたマークはプロポーズするも、その想いは叶わずに関係は終わりを迎えてしまう。しかし彼の中で愛する女性と心も身体も一つになりたいという気持ちはますます大きくなっていく。そこでセックス・セラピストのシェリル(ヘレン・ハント)の元を訪ね、性行為の手ほどきを受けることを決意する。セッションは全部で6回。あくまで性行為の体験学習であって、それ以上会うことはない。最初はうまくいかなかったマークだが、4回めについに二人ともに満足のいく性行為を達成する。しかしその頃になるとマークは率直で優しいシェリルに対して特別な感情を抱くようになり、一方でシェリルもマークの真っ直ぐで愛情豊かな人柄に惹かれ始めていってしまう・・。


この作品は今まで見たことがないようなタイプの内容だった。いろんな映画を見てきたが、こういう愛の描き方をしている作品は初めてだ。

愛を描くためにセックスが使われることは多いが、ロマンチシズムや快楽、芸術を表現する手段として使われることが多い。しかしこの作品はあくまで、性的な身体的接触にフォーカスし、愛が芽生え深まっていくきっかけとしてセックスが使われている。かなり赤裸々に行為を描くが、そこにいやらしさはなく、ありのままを丹念に描いている。『ドラゴン・タトゥーの女』('11)のような巨大なモザイクで場面を下品にしておらず、そこは映倫の判断は賢明だったと言える。

主人公が障害を抱えている映画は、主人公が聖人君子のような描かれ方をしている作品をよく見る。でもこの作品では、マークはただただ愛する女性と一つになりたいと切に願うがゆえに性行為を欲する男。現実の世の男性はもうちょっとお下品ですよと言う意見もあるかもしれないが、この作品のマークを見ていれば、聖人でも俗人でもない、人として当たり前のことを当たり前に欲する彼のピュアな人柄にあなたも心揺さぶられてしまうだろう。


長さは1時間38分で、小気味良い編集でテンポよく話は進む。唯一の弱点は音楽だろう。印象的な音楽がマークの回顧シーンで2度ほど使われる以外は、さほど音楽が効果的に使われていたとは言いがたい。その分、役者が放つパワーを存分に堪能できるのだが。

マークを演じたのがジョン・ホークスだったとは観賞後に知った。最近なら『ウィンターズ・ボーン』('10)や『マーサ、あるいはマーシー・メイ』('11)など彼の作品はいくつも見ていたが、マークがその彼だとはまったく気づかず、実際に障害を持った俳優さんかと思ってた。そのくらい彼の演技には説得力があった。同じくらいヘレン・ハントの演技も信頼性と輝きを放っていることを付け加えておきたい。


隣の席の女性は開始まもないあたりから最後まで終始泣いていた。障害への同情からなのか、もっと別の理由からだったのかは分からない。ただ言えるのは、この作品は決して哀しさや悔しさを誘うお涙ちょーだいの作品ではないということ。私は涙は出ることはなかったが、障害があろうがなかろうが、ありのままの自分をシンプルに生きることを肯定してくれるこの作品にすごく救われた想いがした。



スポンサーサイト


テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

映画 | 18:12:47 | トラックバック(1) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

『セッションズ』お薦め映画
セックス・サロゲートが行うセックスのための授業はかなり具体的。ユーモアたっぷりの初体験シーンには笑わされ、心から応援したくなった。セックスと愛は、どのくらい人生に必要なものなのだろう? 愛する人との素晴らしいセックスを忘れてしまった大人たちにぜひ見て欲…
2014-01-29 Wed 08:39:48 | 作曲♪心をこめて作曲します♪

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。