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由紀

Author:由紀
劇場で見た作品のみレビューしてます。

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キャリー
血みどろさえも愛しき乙女の青春

原題:Carrie
製作:2013年 米国、キンバリー・ピアース監督
出演:クロエ・グレース・モレッツ、ジュリアン・ムーア、ほか
レート:★★★☆☆

Carrie-Chloe_Moretz-001.jpg

内気な高校生のキャリー(クロエ・グレース・モレッツ)はクラスメートと馴染めない毎日を過ごしていた。水泳の授業後、シャワーを浴びている時に初潮を経験し、パニックになったことをからかわれ、イジメられてしまう。女性の身体の成長についてなぜ今まで教えてくれなかったのかと母親(ジュリアン・ムーア)を責めるも、何かに取り憑かれたよう過保護に狂う母親は娘の成長さえも嘆き悲しむ。そんなある日、クラスのイケてる男子ボーイからプロム(卒業パーティ)に行こうと誘われる。きっとからかっているに違いないと不審がるキャリーだったが、何度も熱心に誘ってくれる気持ちに押されて承諾する。半ば発狂しながら反対する母親をよそに、ドレスを手作りして密かにプロムを待ちわびるキャリーだが、クラスメートらはプロム当日に陰湿ないたずらを仕掛けようと計画していた・・。


言わずと知れた1976年のブライアン・デ・パルマ版のリメイク。'70年代オカルト映画の決定版の前作を現代に蘇らせたわけだが、はて残念ながら、2013年版としてわざわざ作りなおした意味なんぞはこれっぽっちも見てとれなかった。

舞台はアメリカの片田舎の高校。学生らの髪型や服装、車やガソリンスタンドなど、どこか'70年代を匂わせるすすけた雰囲気はさながらクラシックな映画の香りがして良かった。しかし、現代っぽさを感じさせるアイテムはせいぜい高校生たちが手に持つスマホぐらいで、それを除けば'70年代のお話ですと言われても分からないくらいコンテンポラリーな要素は皆無だった。

2013年というこの年に、なぜわざわざクロエを使ってリメイクしようとしたのか、製作者の意図がこの作品からはまったく伝わってこなかった。前作から37年も経ってるのに、演者が変わって、VFXが精巧になったくらいの仕上がり。37年もたてばアメリカの社会も変化してるし、学生の価値観も変化してるし、親と子の世代間の考え方の違いも変化してるはず。ネットの登場で、社会に溶け込めないはみ出し者がどう生きるようになったか。社会と個人のつながり方が激変したにも関わらず、狭い街の片隅の半径5kmくらいの話で済んでしまっている。


'70年代のオカルトテイストがノスタルジックしかもたらさない時代にそのままではキツイ。なにより、童顔クロエが愛らしすぎて、全然怖くないのだ。16歳になり身体も成長して二の腕なんかムッチムチのパッツパツで、イジメられている感が全然ない。逆にそのたくましい腕でいじめっ子たちにパンチをお見舞いしちゃってそうな感じなのだ。相変わらず声もかわいらしいし、追い詰められて困った顔すら愛おしい。

ホラーというより、見ていて思わず微笑んでしまうような、思春期に迎えた身体の変化と母親との関係の変化を描いた甘酸っぱい青春の一ページみたいな映画でした。


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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

映画 | 18:41:17 | トラックバック(0) | コメント(0)
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