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由紀

Author:由紀
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スティーブ・ジョブズ
彼の半生の再現ドラマ(アップル復帰まで編)

原題:Jobs
製作:2013年 米国、ジョシュア・マイケル・スターン監督
出演:アシュトン・カッチャー、ダーモット・マローニー、ジョシュ・ギャッド、ほか
レート:★★☆☆☆

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1976年、スティーブ・ジョブズ(アシュトン・カッチャー)は、学生時代の友人らと共に自宅のガレージで"アップルコンピュータ"を設立する。次々に発表する新作は大ヒットし、わずか4年で株式を上場、ジョブズは富と名声を手にする。しかし、意見が食い違う社員はその場でクビ、ビル・ゲイツには正面からケンカを売り、創立メンバーさえも冷遇するなど、己の考えだけを貫くジョブズは次第に孤立していく。やがて数少ない理解者だった創立メンバーのスティーブ・ウォズニアックも彼の元を去り、孤独の中、予算を無視して新作の開発にのめり込んだジョブズは、自分の会社から追放されてしまう・・。

8月のアメリカ公開時から散々の出来との評価が流れていたので、これっぽっちも期待せずに見に行った(じゃあ行くなよ)。そんな期待値ゼロだったせいか、作品の出来栄えはともかく普通に楽しめてしまった(暇つぶしで見る分にはの話です)。

問題は、あまりにストーリー構成がジョブズの人生そのまますぎたこと。ジョブズの大学生~アップル復帰までの半生をそのまま経時的に描いているだけなのだ。ジョブズの人生で起きた事柄一つ一つがあまりに波瀾万丈なので、確かにそのままドラマになってしまうせいもある。ただ本作はそれをそのまま再現して並べただけで、わざわざ映画として世に出すほどの価値がほとんど見出だせなかった。

もちろん、'70~'80年代にコンピューターが企業向けの高価な演算用のものだったものがパーソナルな家庭用のものになっていく課程が、当時の時代の空気感とともに見事に再現されているし、カッチャー先生のジョブズものまねも、リンカーンやらダイアナやらモンローやらの近年のものまねシリーズに引けをとらないレベルの出来だったと思う。

とはいえ、リード大学のドロップアウト、アップル起業、Apple IIの大ヒット、クビ、復活劇、と各イベントが順番に並べられて、毎回、ジョブズが怒る→周りと摩擦が起きる→うなだれる→再起する→また怒る→摩擦が起きる・・、の繰り返し。これではただのアンビリーバボーの再現ドラマだ。

ジョブズをあまり知らない人にはわりと満足していただけるかもしれない。ただこの手法でジョブズを映画にするには、彼はあまりに世界で知られた存在だ(一部、狂信的な方々はどうこの映画を見てるんだろう)。スタジオはそういう観客と作品の間に流れるだろう空気を分かった上であえてこういう作品にしたのか、それともただの失投か・・(今知ったが、製作も配給も初めて聞く名前のめちゃマイナーなスタジオだった)。


ところで、この映画を見ておきたかった理由は別にあった。それは近い将来、製作が予定されているジョブズに関するもう一本の映画を見るときの判断材料にしておきたかったからだ。

ソニー・ピクチャーズ製作(今度はメジャースタジオ)で、『ソーシャル・ネットワーク』('10)、『マネーボール』('11)の脚本家アーロン・ソーキンが手がける予定の一本。そちらはまだまったく手がつけられていないものの、ストーリーは三部構成になると言われている。

ソーキンによると、「リアルタイムで進行する3つのシーンから構成され、それぞれ30分程度のストーリーで描かれる」そうだ。その3つは、初代マッキントッシュ、NeXTコンピューター、そしてiPodという3つの製品の製作の舞台裏になるだろうと言われている。

ジョブズの人生はそれだけでもう十分ドラマ性があるので、ただなぞるのではなく、このくらいエピソードを絞り、本当に描きたい彼の心理にフォーカスして描くべきだと思う(まさにどこぞの製品のデザインコンセプトのように)。

TVドラマに映画にと引っ張りだこの脚本家なので公開は一体いつになるのか分からないが、彼得意の会話劇でもってジョブズのエモーションをあぶり出すような演出がなされるんだと思う。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

映画 | 18:38:29 | トラックバック(0) | コメント(0)
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