■プロフィール

由紀

Author:由紀
劇場で見た作品のみレビューしてます。

※基本的にネタバレしてます。その点ご留意ください。※

星の位置づけ
★★★★★・・・何をおいても必見
★★★★☆・・・オススメ!
★★★☆☆・・・一見の価値はあり
★★☆☆☆・・・悪くはないけど
★☆☆☆☆・・・私は薦めない

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■FC2カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
2013年夏の大作群を振り返って
今年も夏のアメリカ興行収入ランキングを見てみました。


1. 「アイアンマン3」 4億899万ドル(マーベル・スタジオ)
2. 「怪盗グルーのミニオン危機一発」 3億5755万ドル(ユニバーサル)
3. 「マン・オブ・スティール」 2億9092万ドル(ワーナー・ブラザーズ)
4. 「モンスターズ・ユニバーシティ」 2億6948万ドル(ピクサー・アニメーション)
5. 「ワイルド・スピード EURO MISSION」2億3867万ドル(ユニバーサル)
6. 「スター・トレック イントゥ・ダークネス」 2億2875万ドル(パラマウント・ピクチャーズ)
7. 「ワールドウォーZ」 2億2875万ドル(パラマウント・ピクチャーズ)
8. 「The Heat(原題)」 1億5789万ドル(20世紀FOX)
9. 「グレート・ギャッツビー」 1億4484万ドル(ワーナー・ブラザーズ)
10. 「The Conjuring(原題)」 1億3518万ドル(ワーナー・ブラザーズ)


※9月10日時点の米国内の興行収入(Box Office Mojo参照)
※カッコは製作スタジオ(IMDb参照)
※世界興収となると変動があるのだろうけど、とりあえず本国の興収ということで。


まずは、ぶっちぎりの首位に輝いた「アイアンマン3」
世界興収と合わせた総興収12億1469万ドルは、歴代興行収入ランキング5位。昨年の「アベンジャーズ」(総興収15億700万ドルで3位)に続いて、今年も歴代ランキングに入ってしまったのだ。昨年の「アベンジャーズ」でもって、シリーズの人気はひと段落するかと思いきや、昨年に勝るとも劣らない人気ぶりを見せつけた。その人気ぶりは、海外マーケットでの安定したシェアに表れているようだ。

国内と海外の興収の割合を見てみると、「アベンジャーズ」が【国内】6億2100万ドル(41.2%)/【海外】8億8600万ドル(58.8%)に対して、「アイアンマン3」が【国内】4億899万ドル(33.7%)/【海外】8億570万ドル(66.3%)。これだけ見ると海外はさほど変わっていないようだが、国内での公開劇場館数が「アベンジャーズ」4,349館に対して、「アイアンマン3」は4,253館とほぼ横ばいなのに、興収は2億ドル以上落ちている。海外の興収は落ちてはいるものの国内ほどではない。そのため、相対的に見ると海外のシェアが大きく国内を引き離す形になっている。海外では依然としてこのシリーズの人気がビンビンなのだ。

ちなみに、日本での興収は2518万ドルで2013年の日本興収ランキング12位なのだが、お隣り韓国では6421万ドルで2013年の韓国興収ランキング2位。日本の約3倍だ。韓国の人口が約4977万人で、日本が約1億2781人。人口は日本の約半分なのに、日本の約3倍の興収。どれほど韓国でアイアン旋風が吹き荒れたかがうかがえる。

iron-man-3-wallpaper-1.jpg

「アイアンマン3」の製作費は2億ドルに対して、売上げが12億1469万ドルなので、単純に6倍の儲け。一般的にペイのラインが3倍と言われているので、6倍という数字でこの作品がどれほど儲かったかが分かる。「アベンジャーズ」で収益の数%を受け取る契約を結んでいたロバート・ダウニー・Jrは同作で5,000万ドルの収入を得ており、「アイアンマン3」でも同じくらい得ているのではないかと言われている。2作品で約100億円?!

アベンジャーズ・シリーズについてはもちろん今後も続編が作られていく予定だが、ダウニー・Jrが「アイアンマン3」で一旦契約終了になり、続投へは渋い態度をとっていた。しかし、ようやく先日「アベンジャーズ2」('15)と「アベンジャーズ3」('17?)の2作品への出演契約にサインをしたとか。ちなみに、具体的な過去作の収入額が公になってしまったことで、他のキャストらが出演料の更改をスタジオに対して主張。ダウニー・Jrは知らん顔するわけにはいかないのでその交渉に加わっているとか。チミノオカネヲワリフリタマヘヨ。

なお、「アイアンマン4」へ出演するかどうかはいまだ不明。お化け級コンテンツとなったこのアイアンマン・シリーズをスタジオがここで終わらせるはずもない。もしダウニー・Jrが続投しないのであれば別の俳優が継投するでしょう。「めちゃ稼げたから嬉しいんだけど、オレもう48だし、このまま残りの俳優人生をこのシリーズに捧げ続けるのもしんどいなぁ」と(たぶん)思っているダウニー・Jrの気持ちも分からんではない。ただその場合、ダウニー・Jrとニアリーイコールのようなキャラになっているトニー・スターク役を誰が演じるのか難しいところ。そうだ、困ったときはベン・アフレックに頼もう!


今年も、例によって大半が「現代のスタジオが製作にGoを出す五大条件」のいずれかに該当している。

1. 客を呼べるスターを起用する
2. ベストセラー小説を原作にする →⑦
3. 大ヒットアメコミを原作にする →①、③
4. シリーズものの続編 →②、④、⑤、⑥
5. 過去にヒットした作品のリメイク →⑨


これに当てはまらないのが、8位「The Heat(原題)」10位「The Conjuring(原題)」
日本での公開についても、他の8作品は8月までにすでに公開されているが、見事にこの2つだけ日本での公開が未定だ。条件に当てはまるものはヒットが見込め、配給もスムーズ。リスクがあるものはアメリカでの反応を見てからということか。

The+Heat.jpg
8位「The Heat(原題)」: みんな大好きサンドラ姐さん(ほんとに?)

昨年この条件に当てはまらなかったのは「メリダとおそろしの森」と「テッド」。「メリダ」はそこそこだったが、「テッド」は日本でも大ヒットした。興収44億円で今のところ2013年の日本興収ランキング3位だ(1位は「風立ちぬ」、2位は「モンスターズ・ユニバーシティ」)。トップ10に入る映画はいずれも女性に強く訴求する or 家族で見に行ける(=大人も子供も見れる)作品がほとんどなのだが、まるで家族観賞には不向きなあのお下劣ムービーがどうしてこれほど大ヒットしたのかいまだによく分からない。当時やたらCM打ちまくってたので結局のところ配給と宣伝なのかも。

これらの条件に当てはまらない、つまり原作や前作がないオリジナル作品がヒットしたというのは非常に素晴らしいこと。確実にヒットが見込める要素を盛り込んだものはそれはそれで面白いのだが、こういう製作にお金を出す側も劇場に見に行く側も財布のひもが固い時代に、その両方を喜ばせたのだから。価値ある成功だ。

8位「The Heat(原題)」はサンドラ・ブロックとメリッサ・マッカーシー主演の女性バディもののコメディ作品。サンドラ・ブロックなんだから条件1に当てはまるじゃん!と思う方は、一歩前へ。10位「The Conjuring(原題)」はホラー。本国でメチャ怖いでっせという評判がこの夏ずっと伝わってきていた本作だが、今どきホラーでヒットするってスゴイですね。というか日本公開未定なのかと思っていたら、『死霊館』という邦題で10月11日に公開予定のようです。失礼しました。怖いの苦手なので絶対見に行かないけどー。

la-et-mn-the-conjuring-five-ways-to-scare-up-a-001.jpg
10位「The Conjuring(原題)」: みんな大好きファーミガ姐さん(ほんと)


ランキングに戻りますと、3位「マン・オブ・スティール」
こう見ると大ヒットですが、歴代興収ランキングだと65位。64位「カンフー・パンダ2」に負けてるんですよ・・。また、2006年製作の「スーパーマン・リターンズ」でさえ2億ドルだったんですね。仕掛け人がヒットメーカーのクリストファー・ノーランで、2Dオンリーの'06年版に対して今作は3D同時公開、そしてワーナー・ブラザーズが2億2200万ドルをかけて作った肝いり企画だと考えると、"大成功"とまでは言えないのではないだろうか。世界興収も6.5億ドルなのでトントンってところでしょう。個人的に期待過剰だったせいだけのことですね。

amy-adams-man-of-steel-hd-desktop-wallpaper.jpg
エイミーがいるから頑張れる

驚きだったのは、4位「モンスターズ・ユニバーシティ」
個人的にそれほど満足度は高くなかったのだけど、意外や意外、本国でも大ヒットしたばかりか、日本でも今年の興収ランキング2位(87億)で3位以下を大きく引き離すほどの大ヒットだ。ピクサーの歴代興収ランキングでも4位につけており、3位「カールじいさんの空飛ぶ家」(2億9300万ドル)に肉薄する勢いを見せた(ちなみに1位「トイ・ストーリー」4億1500万ドル、2位「ファインディング・ニモ」3億3900万ドル)。アメリカの大学あるあるネタが中心なので本国で支持されたのはうなづけるが、海外でも十分稼げたのを見ると作品として強い魅力があったと言える。「メリダ」のことを考えると、単純にピクサーの看板だから客が入ったわけではないことも分かる。

MonsterUniv_conceptart-3.jpg
今やピクサーに欠かせない人材となった堤大介氏のイメージボード

5位「ワイルド・スピード EURO MISSION」は見たけど・・、
まぁ、うん、みんな"車"と"定番"が好きなんだなってことでしょう。ドリフみたいなものですね。


6位「スター・トレック イントゥ・ダークネス」
残念ながら歴代興収ランク135位という結果でした。「マン・オブ・スティール」の海外興収が3億6700万ドルなのに対し、「イントゥ・ダークネス」は2億3400万ドル。ただ、海外でコケたというわけではなく、前作「スタートレック」('09)の海外興収に比べれば約1.8倍も伸びている。むしろ、国内が前作の2億5770万ドルから微減してしまっているのだ。劇場館数も大作クラスの4000館には若干届かず3,907と、配給の力があまり及んでなかったようにも見えます。同じ5月の2週前に公開されていた「アイアンマン3」に客を食われてしまったということでしょうか。

Star_Trek_Into_Darkness-J_J-Abrams.jpg
スターウォーズではよろしく頼んますよー監督!

7位「ワールドウォーZ」
これは、製作中のゴタゴタを思えば御の字の大ヒットではないだろうか。また、本国では同じ週に「モンスターズ・ユニバーシティ」が公開され、公開週末の出鼻をくじかれそうなところを持ちこたえている。持ちこたえているどころか、「公開週末が1位ではなかった映画の中での興収ランキング」が歴代2位なのだ(1位は「デイ・アフター・トゥモロー」('04))。つまり6/21の週のアメリカは、モンスターを見に行った人とゾンビを見に行った人で国民が真っ二つに分かれたっつーこと。みなさんお化けが好きなんですね。

最後は9位「グレート・ギャッツビー」
ま、数字からはさほど特徴が見出せません。大入りが出にくいドラマというジャンルですが、強力な原作と過去のリメイク、スター俳優が主演、という要素で見事にトップ10入り。狂える時代への警鐘という意味でも現代社会にふさわしいテーマを備えていて良かったのだと思います。

スポンサーサイト


テーマ:映画情報 - ジャンル:映画

映画情報 | 17:21:23 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。