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由紀

Author:由紀
劇場で見た作品のみレビューしてます。

※基本的にネタバレしてます。その点ご留意ください。※

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モンスターズ・ユニバーシティ
牛丼並盛り、一丁

原題:Monsters University
製作:2013年 米国、ダン・スキャンロン監督
声の出演:ジョン・グッドマン、ビリー・クリスタル、ヘレン・ミレン、ほか
レート:★★★☆☆

monsters-university-review-mike.jpg

6才のベビーモンスター、マイク・ワゾウスキー。学校の社会見学でモンスターズ・インクを訪問し、彼らの世界のエネルギー源である人間の子どもたちの叫び声を見事な手前で回収する"怖がらせ屋"たちに感激し、そこで将来の自分の姿を重ね合わせる。13年後、マイクは晴れてモンスターズ・ユニバーシティに入学。しかし懸命に授業に打ち込むも、期待に反して期末試験に失敗し、学長の命で怖がらせ学部から除籍処分になってしまう。自分の可能性を信じるマイクは、才能はありながらも高慢さが原因で同じく除籍処分を受けていたサリーと手を組み、学内で開催される"怖がらせ大会"に参加し、学部復帰を狙うが・・。

『モンスターズ・インク』('01)から12年。前作のサリーが扉を開けてブーを見つけるラストシーンは、映画史上最高のパーフェクトショットの一つでもある。そんなシーンとしてもストーリーとしても完璧なフィニッシュを遂げた作品に続編を作るというチャレンジを決めたピクサー。時計の針をマイクとサリーの大学時代に戻し、二人が息のあったバディになるまでの物語。予告編を見るかぎり、前作に比べてあまりに平々凡々な香りが漂っており大変心配しつつ見に行った。

で、結果として、予告編の印象どおり、どうしようもなくヒドいわけでもなく、かといってあえて続編を作るほどの良さもない、平々凡々なヨシギューの並盛りのような作品だった。お調子者のマイクが自分に自信を持てずにいて、謙虚なサリーが才能を鼻にかけた天狗だったというキャラクター設定や、最初反目しあっていた二人がやがて互いに協力して、生涯のコンビになっていく過程を描くストーリーは悪くないし、何よりサリーの毛を描くだけで精一杯だった12年前に比べ格段に進化した映像技術のおかげでたくさんのユニークなキャラクターたちが描かれているのも見応えあり。

ただ、ディズニーでありピクサーのような世界のマーケットをターゲットにする会社の映画が、"アメリカの大学生活あるある"をベースにしたネタはあまりに笑いのポイントが狭く、メインの二人がこの先どうなるかを知った上で見る前日譚としてはストーリーは予定調和でサプライズはなく、心を惹きつけるようなセンチメンタリズムもない。前日譚として大学時代にフォーカスしたのはナゼだろう?個人的にはそれよりもっと手前、ベビーマイクがどうして"怖がらせ屋"になろうと思い立つに至った出来事に焦点を当て、背伸びした傲慢とイノセンスのアンバランスな成長過程を中心としたストーリーにできたら良かったのにと思った。

近年のプリクエル(前日譚)ブームの中、ピクサーも今作で過去4年間で3本めの続編となる。続編制作の急増がディズニー買収のタイミングと重なったため商業主義を批判する声も上がっていた昨今だが、折しも先日、エド・キャットマル社長が続編の制作は抑え、オリジナル作品に力を入れていくと宣言(参考)。とりあえず『ファインディング・ニモ』の続編『ファインディング・ドリー』(アンドリュー・スタントン監督)を2015年に予定しているが、それ以外はオリジナル作品になるとのこと。

同じく2015年公開予定の『Inside Out』は、『モンスターズ・インク』のピート・ドクター監督。そして2016年は『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ監督の『Día de los Muertos』。この2本で、類まれなストーリーテラー集団であるピクサーの魂に再会できることを期待している。


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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

映画 | 17:44:14 | トラックバック(0) | コメント(0)
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