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由紀

Author:由紀
劇場で見た作品のみレビューしてます。

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華麗なるギャッツビー
1922年、恐慌前夜。狂えるダンスと夢の終わり

原題:The Great Gatsby
製作:2013年 米国、バス・ラーマン監督
出演:レオナルド・ディカプリオ、キャリー・マリガン、トビー・マグワイア、ほか
レート:★★☆☆☆

公開初週末の午後の回。新宿バルト9の400席の大スクリーンが満席。テレビCMの多さもさることながら、伊勢丹でイベントを行うなど、女性をターゲットにした宣伝が功を奏し、観客の大半が20~30代の女性。映画好きかシニア層か空席か。昨今の映画館の見慣れた光景がこうも変わるものか。今回は立地や気象条件などの要因もあったかもしれないが、それでも改めて興行収入に対する宣伝費の影響力の大きさを実感させられた。

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物語はニック・キャラウェイ(トビー・マグワイア)の回想で始まる。時は1922年夏。彼が移り住んだニューヨークの高級住宅街ロングアイランドの小さな家の隣家では、夜な夜なド派手なパーティーが行われていた。湾の対岸の豪邸に住むいとこのデイジー(キャリー・マリガン)は、夫の不倫を黙認する日々に心を痛めていた。そんなある日、ニックの元へ隣家の主であるジェイ・ギャッツビー(レオナルド・ディカプリオ)からパーティーへの招待状が届く。毎夜行われる盛大なパーティーには各界の大金持ちがわんさか集まるも、みんな勝手気ままに集まってきているだけで、誰もギャッツビーについて知らず、そんな人物から直々に招待状が届くことなど異例のこと。パーティーでギャッツビーと親しくなったニックは、彼がデイジーへ積年の想いを募らせていることを知る。そうして彼は、ギャッツビーとデイジーを自分の家で逢わせることにする・・。

・メッセージ
男は純愛とストーキングのはざまで揺れ動き、女はより良い遺伝子を残すために選択と決断を繰り返す。

原作者フィッツジェラルドの自伝とも言える『華麗なるギャッツビー』の映画化。"ジャズエイジ"と呼ばれたアメリカの古き良き時代に、禁酒法が敷かれるも酒に宝石にと浮かれては、破滅的な浪費生活を送っていたフィッツジェラルド・ゼルダ夫妻を投影したようなギャッツビーとデイジーの出逢いと別れを描く。

彼女との仲を経済的な理由によって阻まれたギャッツビーは、手段を選ばず大金持ちになって彼女にふさわしい人間になろうとする。念願叶いデイジーと再会するも、彼女を自分のものにしたいがために旦那への愛はそもそもなかったと言うようデイジーに迫るギャッツビー。その振る舞いはストーキングか、一途な純愛か。

あの時のあの人がこんなお金持ちになってたなんて。旦那は不倫。もう終わってる関係。あなたとこのままどこか知らない街へ行けたら。でもあなたは旦那との間に愛などなかったと言わせたがる。どうしてそこまで強く求めるの?あなたがいなかった間は旦那がいた。変えられない事実。怒鳴るあなた。それがあなたの本性なの?付いていけない・・。お金と強さと安定。それが女の幸せ。サヨウナラ。

・演出/映像
1920年代のニューヨークの街並みや灰の谷と形容される労働街など、遠景のCGはみすぼらしくいただけない。しかし、唯一期待していた絢爛豪華なパーティー・シーンは期待どおりの仕上がり。ボディラインを強調したコルセットの時代から、ストレートめのゆったりしたドレス、ショートボブ、アールデコ調の内装など、当時"フラッパー"と呼ばれ、女性のライフスタイルに変化が訪れた時代を象徴する前半の一連の夜遊びシーンは見事な美しさ。20年代のクラシックかつきらびやかなビジュアルに現代的な音楽(オープニングのヒップホップはちょっといただけなかったが)。享楽に陶酔する人間たちをとおして7年後にくる世界恐慌の危機感を描くのは、経済不安に包まれ続ける現代世界に通じるテーマでもある。

・キャスト
ティファニーが本作のために協力して特別に作ったジュエリーに飾られたキャリマリの可愛さ。白くてフワッとしてプリプリしてて、目尻が下がったその表情は箱入りお嬢様そのもの。『SHAME -シェイム-』('11)で精神的な不安定さから過食気味になってボテッとしたボディ&涙の流れる跡がついていそうな寂しげな顔でもってシシーを演じていた彼女とは思えない別人っぷり。20代後半の女優の中では間違いなく世界トップ。

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しかし!本作にはとんだニューカマーの美人キャラがいた。デイジーの友人ジョーダン・ベイカーを演じたエリザベス・デビッキ。22歳。
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あんまりセリフは多くないが、デイジーと行動を共にする役のため何かと出番が多い。そんなエリザベスが映ると、その美貌にどうしても目が釘付けになる。キャリマリの童顔とのコントラストで一層、彼女の女王様顔が際立つ。

1990年にポーランド人の父とアイルランド系オーストラリア人の母の間にフランスで生を受けた彼女は、5歳でオーストラリアに移住。幼少期はバレエを踊り、名門ボーディングスクールで優秀な成績を修め、大学では演劇を専攻。
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この写真はちょっとケイト・ブランシェットっぽい。

2010年に大学を卒業し、2011年にオーストラリア=英国合作のコメディ『A Few Best Men』で映画デビュー。その後、本作のオーディションで同郷のバズ・ラーマンに見初められてジョーダン役に大抜擢。180cm以上の長身に、こんな美貌なのでモデルもやってます。
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本作への取材インタビューに応える彼女はとても22歳とは思えない大人の落ち着いた雰囲気と知性を備え、1920年代当時の女性たちが独立した存在へと変化していった社会の背景と彼女らの勇気を称える。

派手なお顔の彼女は本作ではハマり役だったけど、今後はどうか。あまりに顔が整いすぎ、そしてあまりに長身すぎるため、役の幅が限られるかもしれない。180cmのヒロインに釣り合う俳優はなかなかいないぞ。ヒュー・ジャックマンくらいか。考えられる役は、主人公のヒロインの前に立ちはだかる意地悪な女役とか、主人公を振る高嶺の花役とか、あと魔女役とか。

ひとまず、要監視対象人物として認定しておく。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

映画 | 18:21:42 | トラックバック(0) | コメント(0)
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