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由紀

Author:由紀
劇場で見た作品のみレビューしてます。

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マーサ、あるいはマーシー・メイ
この世界に自分の居場所がなかったら

原題:Martha Marcy May Marlene
製作:2011年 米国、ショーン・ダーキン監督
出演:エリザベス・オルセン、ジョン・ホークス、サラ・ポールソン、ほか
レート:★★★★☆

Fox Searchlightパトロールに勤しみ本作の存在を知ったのは、はるか昔。米国で2011年10月に公開されたので、日本公開は2012年秋ごろかなーと勝手に思っていたら、気づけば一年以上たっていた。長らくお待たせさせられました。シネマート新宿リミテッド公開。夜も更けた新宿、カルトに囚われた少女を観賞しに足を運んでみた。

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その日、マーサ(エリザベス・オルセン)は山の上の農場から脱走した。2年前、孤独だった彼女はカルト集団に家族の愛情を求め、マーシー・メイという新しい名で過ごす共同生活に初めて安らぎを感じていた。しかし今は、姉夫婦の別荘に身を寄せ、何かに怯えながら身を隠すように生活している。ふとしたことからカルト集団での記憶が蘇る日々。自給自足をし、みなで音楽を奏で、そして夜ごと行われる“浄め”の儀式。マーシー・メイとしての記憶がやがてマーサの現実の世界を少しずつ浸食していく・・。

・メッセージ
人は、自分の居場所と役割から得られる充足感なしには生きていけない。母は他界し、父に捨てられたマーサが、自分を受け入れてくれたコミュニティで幸福感を得られたのは、そこに「マーシー・メイ」という新しい名前、掃除や食事といった役割、そして自分を「君は私の宝物だ」と言ってくれる存在があったから。そのコミュニティがマーシー・メイにとっての世界であり、元いた社会は現実ではなく別の世界だった。そうやって人は気づかぬうちにもう一人の自分になっていく。

・演出/映像
現実の世界に戻ってきたマーサと、カルト集団で暮らしていた頃のマーシー・メイを、シームレスに行ったり来たり描く編集が良い。肉体は現実に戻ってきたが魂はあの場所に囚われたままで、そこに境界線はないという暗示。余計なBGMは一切排除し、カメラがマーサにフォーカスされている時に周囲をぼかしてみたり、会話の当事者たちを完全に画角から外してみたりと、様々な手法でマーサのアイデンティティの所在の不安定さを表現している。そして、ラストの終わり方。思わず「えっ!」と口から出そうになるニクい演出。必見。

・キャスト
米ドラマ『フルハウス』の双子の姉妹、アシュリーとメアリー=ケイト・オルセンの下の妹、エリザベス・オルセンのデビュー作。10等身くらいありそうな頭と身体のバランス。本作では、露骨ないやらしさは一切なしに、その肉感満載の素晴らしい肢体が静かに映し出されている。そしてベッドシーンやヌードも辞さないそのメンタルは、セレブお嬢のデビュー作にしてはすでにトップ女優の域に達している。

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先日観賞した『レッド・ライト』にも出ていたが、あちらは役柄が大したことなかったので、あんまし印象なし。これらに加え、日本では『サイレント・ハウス』も公開されており、3月はオルセン祭りと銘打ってリジーを見ながらムズムズするのもよいだろう。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

映画 | 15:20:05 | トラックバック(0) | コメント(0)
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