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由紀

Author:由紀
劇場で見た作品のみレビューしてます。

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LOOPER/ルーパー
30年後の自分とナルシズム

原題:Looper
製作:2012年 米国、ライアン・ジョンソン監督
出演:ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス、エミリー・ブラント、ほか
レート:★★★☆☆

東京で大雪が降り、ハリウッドでジェニファー・ローレンスが「I beat Meryl!」(メリルに勝った!)と高らかにゴールデングローブを掲げた2013年1月14日。30年後の2043年1月14日はどんな天気で、あなたはどこで何してるだろうか?ちなみにブルース・ウィリスは、タイムマシンで30年前に戻ろうとしているようだ。

Looper2.jpg

タイトラベルが可能となった未来。犯罪組織は法によって禁じられたタイムマシンを使用し消したい人間を30年前の2044年に送り込み、“ルーパー”と呼ばれる処刑人に始末させていた。ある日、そのルーパーのひとりであるジョー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)の元に、30年後のジョー自身が送られてくる。オールド・ジョー(ブルース・ウィリス)は一瞬の隙を突いてヤング・ジョーを気絶させ逃走。ヤング・ジョー、そして組織はオールド・ジョーを追うが、オールド・ジョーにはある目的があった・・。

・メッセージ
タイムマシンで現在に戻ってきた30年後の自分を殺さなければ、今の自分が殺されてしまう。殺せば今は助かるが、30年後に死ぬことが決まってしまう。タイムパラドックスという設定の生地に、クライム・アクションとエモーショナルなドラマをねじ込んだチョココロネ風の作品。

・演出/映像
前半は息つく暇なしのオールド・ジョーとヤング・ジョーの追跡劇。後半は一転、舞台もテンポも落ち着き、ヤング・ジョーの内省に焦点が当たる。オールド/ヤング・ジョー、サラ、シド、それぞれのキャラクターの視点で見ると、同じ物語が異なって捉えられ、よく練られた作りになっている。コロネだけに。

ただ、堂々巡りのテーマに決着をつけた主人公ジョーの最後の行動はアリかナシか?個人的にはナシだ。あれをやっちゃったらホントのお終いではないか。そもそも、描かれている未来は誰もが自己チューで生きるのに必死な社会で、ジョー自身も自分のことしか考えていないジャンキー野郎。

そんな彼が負の連鎖を断ち切るためにとったラストの行動は、誰のためか?シドのため?サラのため?30年後の自分のため?すべて正しいようで、結局、今の自分のためではないだろうか。あれは愛ではなく、ナルシズムと呼ぶ。その二つは紙一重だけど。あんな未来だからこそ、自分のために生きることを決断しなければならないのだ。それが他人のために生きることになる。

・キャスト
ピアース・ガノン君、7歳。未来の犯罪王、“レインメーカー”の子供時代を演じている。7歳であの演技・・、小さいおっさんなのではと思わせる異様さ。雄たけびをあげて家を吹き飛ばしてしまう様は、『ブリキの太鼓』(1979)の主人公の少年を思い起こさせる。なにを差し置いて一番の衝撃の役者だった。
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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

映画 | 18:15:15 | トラックバック(0) | コメント(0)
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